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東京湾の汚い海水はオリンピックの水泳競技開催で世界へ恥を晒すことに!

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#ニュース 2019/08/25公開

2020年のオリンピック・パラリンピックでマラソン水泳やトライアスロン競技で、お台場が水泳会場になります。
2019年8月11日に行われたオープンウオータースイミングのテスト大会の参加者から、「トイレのような臭いがする」と話題になりました。

 
2019年8月15日〜18日に行われたトライアスロンワールドカップにおいては、8月17日までは大腸菌が基準値を2倍を超えていたため水泳(スイム)が中止になったりしています。

 
この東京湾の汚い海水の原因等についてまとめてみました。

 
 

東京湾の海水が汚い理由

東京湾の海水が「トイレのような臭いがする」という汚れた水の原因について調べてみました。

 
東京都下水道局の資料によると、下図のように東京の市街地のほとんどが合流式下水道になっています。

 

出典:合流式下水道の現状-東京都下水道局より

 
合流式下水道では晴天及び弱い雨の日などは、下水の全量を水再生センターへ集めて処理しています。しかし、ゲリラ豪雨などの強い雨が降ると、市街地の浸水を防ぐため汚水まじりの雨水を河川沿いの吐け口やポンプ所から河川や海などに放流しているのです。

 

出典:合流式下水道の現状-東京都下水道局より

 
処理していないトイレの汚染水がそのまま放水されると、それは「トイレのような臭いがする」のは当たり前ですね。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の室伏広治スポーツ局長(2017年当時)は、「特に雨の降った後の数値がよくない」と会見で話されていました。

上記の下水処理だと、激しい雨の後は大腸菌等の数値が悪くなるのは当然でしょう。

 
 

東京湾の海水はどの程度の汚染なのか?

2017年に東京都のオリンピック・パラリンピック準備局による調査が行われ報道発表されています。
 
調査はオリンピック・パラリンピック開催期間に合わせて実施され、調査地点は次の図の通りです。

 

出典:東京都:お台場海浜公園における水質・水温調査結果より

 
調査結果は次の通りです。

 

水泳(マラソンスイミング)(オリンピック期間のみ

 

項目 結果 FINAの定める基準値
ふん便性大腸菌群数 10~7,200個/100ミリリットル<_td>

1,000個/100ミリリットル以下
油膜 8月5日、8月6日に検出 常時は認められない
COD 1.3~10.0ミリグラム/リットル 8ミリグラム/リットル以下
透明度 10.3~3.4メートル 0.5メートル以上
水温 24.6~31.5℃ 31℃以下/水深40センチメートル

 

トライアスロン(オリンピック・パラリンピック期間)

 

項目 結果 ITUの定める基準値
大腸菌数 10~5,300個/100ミリリットル 250個/100ミリリットル以下
腸球菌数 0~720個/100ミリリットル 100個/100ミリリットル以下
pH 7.3~9.5 6~9
水温 23.9~31.5℃ 32℃未満/水深60センチメートル
出典:東京都:お台場海浜公園における水質・水温調査結果より

 
特記で「東京の8月は、21日間連続で降雨が確認され、1977年以降、観測史上、連続降水日数歴代2位」と記述されていますが、検査結果から判断できるのはFINA(国際水泳連盟)ITU(]国際トライアスロン連合)の定める基準よりかなり高い数値だと思われます。

 
 

早期に東京湾の汚染対策ができるのか?

まず、オリンピックまでに東京の広大は市街地の下水道を合流式から分流式に代えるのは不可能です。
オリンピック・パラリンピック期間が晴天に恵まれることを祈ることしかできないのでしょうか?

 
そんな天候に左右されるオリンピック・パラリンピック会場なんて問題外でしょう。

 
前述の東京都のオリンピック・パラリンピック準備局の発表によると

 

過去の水質改善実験により、降雨時の大腸菌群の流入に一定の効果が期待される水中スクリーンの設置について、過去の実証実験で一定の効果のあった二重スクリーンから、三重スクリーンへの拡充を検討していく。また、他の対策についての有効性等についても検討していく。

とあります。

 
水中スクリーンとは次の様な仕組みになります。

 

出典:東京都:お台場海浜公園における水質・水温調査結果より

 
オリンピック・パラリンピックの会場なるお台場の水質改善には、東京都の対策だけでなく都民の協力が必要だと言われていますが、はたしてどんな協力があるのか分からないのが実情だと思われます。

 
 

東京湾の汚い海水とオリンピックの水泳競技のまとめ

管理人は地方に住んでいますので、海が「トイレ臭い」など経験したことがありません。
現在は地方の小さな町まで、分流式の下水が完備し河川や海の水質がすごく改善していると聞いています。

 
東京は大都会で水道や下水道は地方より進んでいると思っていました。
しかし、下水道は古くから完備している弊害として、合流式下水道が残ってしまってるのですね。

 
今後、東京都の下水道を分流式に代えるのに30年はかかるらしく、河川や東京湾の汚染は続くかもしれません。
そかし,簡易的にでも汚染を少なくする技術が開発されるといいですね。

 
最後に、東京オリンピック・パラリンピック期間中は大腸菌等に数値が基準より低くなることを祈っています。

 

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